今度の日曜日に

　　ソウルに住む女子高生ソラは高校卒業と同時にあこがれの先輩イ・ヒョンジュンの後を追って映像の勉強をしに日本へ留学した。
　　新生活への希望に満ち溢れているソラは、先輩のアパートを訪ねるがヒョンジュンは家の事情で退学し帰国していた。
　　日本での生活に馴染めず、勉学もはかどらずソラの心の動揺は広がる。
　　そんな中、映像実習課題「興味の行方」が出題される。
　　ソラはこの課題の被写体に全く冴えない謎の中年男性松元を選んだ。
　...展开　ソラが知る限り彼は、大学の用務員であり、ピザの配達屋であり、新聞配達屋であり、いつも居眠りをしている。
　　ソラは松元を取材するにつれ、松元の事を理解し始める。
　　借金のおかげで離婚した松元。
　　借金返済と息子の学費のためにほとんど眠らず仕事をする松元。
　　なんのへんてつもない道端に落ちているガラスびんを拾ってきては一生懸命磨く松元。
　　彼は、ガラスびんの向こうに見えるおぼろげな風景をつかまえながら、“未来”と“愛”の存在を一人静かにみつめていた。
　　ソラと松元は、次第にお互いの心が触れ合いソラは輝きを取り戻す。